人生という名の畑を耕していく。耕していく。
最近、インド人の先生から英語を習い始めた戦略家ケンと申します。
2023年の世界人口ランキングの1位がインドだということは皆さんご存じですね。
1位がインド (14億2,862万7,663人)
2位が中国 (14億2,567万1,352人)
3位がアメリカ (3億3,999万6,563人)
4位がインドネシア(2億7,753万4,122人)
5位がパキスタン (2億4,048万5,658人)
出展:国際連合人口部
最近は、大人はインド投資、子どもは数字に強いインド式勉強法など「インド」の話題が絶えませんね。そのせいなのか、近所の閑古鳥が鳴いていたインドカレー屋さんが、最近は家族連れで連日賑わっています。
私はインドカレーが大好きですが、
よく酒のつまみで購入する亀田製菓(株)の「亀田のかれーせん」も大好きです。
ご存じの方も多いと思いますが、
「柿の種」で有名な亀田製菓(株)の 代表取締役会長CEOは、
インド出身のジュネジャ・レカ・ラジュさんです。
https://www.kamedaseika.co.jp/company/message/
※詳細は亀田製菓HP参照
亀田製菓(株)の前会長さんに目をつけられて2020年に副社長になり、それから2022年に会長になられた逸材です。日本のせんべい(米菓)を日本から世界へ向けて「グローバルフード」として展開しています。
わたしも、小さい頃から「亀田のかれーせん」にお世話になっておりますが、
最近少し美味しくなったのは気のせいじゃなかったのかもしれませんね。
というわけで、
日本企業のインド出身の経営者を紹介しましたが、今日のテーマは「インド」。
世界企業に目を向けるとびっくりするほど有名な企業にインド出身の経営者が連なっていることがわかりました。
シャネル(CHANEL) CEO
Leena Nair リーナー・ナーイル
出展:Wikipedia
https://it.wikipedia.org/wiki/Leena_Nair
やっぱり5番の香水が大好きです。
スターバックス CEO
Laxman Narasimhan ラクスマン・ナラシンハン
出展:Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Laxman_Narasimhan
やっぱりスターバックスラテを注文してしまいますよね。
Google (Alphabet) CEO
Sundar Pichai スンダー・ピチャイ
出展:Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Sundar_Pichai
Sundar Pichai(@sundarpichai) / X
みんな大好きグーグル検索、YouTubeでおなじみですね。
Microsoft CEO
Satya Nadella サティア・ナデラ
出展:Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Satya_Nadella
Satya Nadella(@satyanadella) / X
ワード、エクセルでおなじみですね。
最近、BingのCopilot(コパイロット)をよく使います。
Adobe CEO
Shantanu Narayen シャンタヌ・ナラヤン
出展:Wikipedia
https://en.wikipedia.org/wiki/Shantanu_Narayen
Photoshop、Illustratorでお世話になっていますね。
彼らには世界のトップ企業の社長になるための何かが備わっているに違いない。
その能力はどのように培われたのでしょうか。
人口14億人のインドで生まれ、古くからのカースト制度や格差に耐えながらハングリー精神を持って生まれ、大人数の中で切磋琢磨したその環境が現在の彼らの位置を作っているのではないでしょうか?
インドの「カースト制度」は、「ヒンズー教」に存在する、古くから社会に根付いている身分制度です。現在、インド憲法はカースト制度を否定していますが、今でもなお人々の生活には深く根付いていると言われています。
インド経済の発展により、中間層といわれる比較的に裕福な層が増えてきていますが、
一方で貧困層も相当の数がいるようです。インドは富の約80%を人口の約10%が所有しているといわれ、格差はさらに広がっていると言われています。
京都大学大学院の 池亀 彩 准教授は、
著書『インド残酷物語 世界一たくましい民』(集英社新書)の中で、
そしてIT産業の有名企業の創業者の多くはバラモンなどの高カーストである。~中略~
IT産業は、カースト・階級などとは無関係に個人の能力・努力を重視するという「メリトクラシー(能力主義)」によって成り立っているといわれてきた。だが実際のところ、彼らのメリトクラシーはカースト・階級のヒエラルキーを再生産することに加担していると多くの研究者たちは結論づけている。と述べられている。
参考文献:『インド残酷物語 世界一たくましい民』(集英社新書)
池亀 彩 京都大学大学院准教授
インドは優秀な人材を育成する土壌ができている反面、大国インドが世界の覇権を握るためにはこの重くのしかかる「カースト制度」に真剣にむきあっていかなければいけませんね。
まとめ
近年、優秀なインド出身者が世界のトップ企業のCEOになっている。
インドが世界の覇権を握るためには「カースト制度」に真剣に向き合う必要がある。
インドに投資をする時は、不安も少し持った方がいいのかもしれません。
ただし、マーケットは14億人います。
俺もイチローさんのように毎日カレーを食べてストイックになろうかな。
これがわかれば人生OK牧場! ※コンサルティングファームだけに(笑)
ではまた。
※投資は自己責任でお願いします。